2017-03-21

中里花子展、あと数日


啓蟄のころよりはじまった中里花子展

三寒四温を繰り返しながら
春の芽吹きとともにあった会期

気がつけば春分を過ぎ、
monohanakoとの蜜月も、あと数日となりました



「 皿 」に焦点をあてた今年の中里花子展


ひらひら、チャクラ、ハニカム、ダブルリップ
四方、長方、豆、尺…


土に触れ、轆轤とともに奏でられたリズムは
どの作品からも溢れていて
尺皿でさえ、流れるような軽快さを纏っていて

花子さんの轆轤の素晴らしさを
「 皿 」というテーマが
とりわけ際立たせているように感じます







横姿が美しいダブルリップ
高い技術なくしてはできない表現

春の淡い光に透き通る
無垢な美しさと
こちらの所作まで正されるような
品のよい佇まい…



触れて、見て、感じて いただきたいうつわ
まだまだ揃っています


どうか今年も最後まで
monohanakoたちを
たくさんの方々にご覧いただけますように




スタッフ 西川


貫入の美しさ

「貫入」とは、釉と素地の収縮率の差により、焼成後の冷却時に生じた釉のひび模様のことです。


作り方によっても、素材によっても貫入の入り方は様々。
最初から貫入が入っているものもあれば、使ううちに次第に入っていくものもあったり。
それが味わいとなり更に素敵な器となるのです。

そんな様々な貫入がある中、花子さんの器に入る貫入が私は大好きです。
ランダムに、時に大胆に、時に控えめに…ひとつとして同じものがない、きっと作ろうと思っても作れません。
作ったそのときのタイミングや偶然、必然、色んな要素が重なってできる芸術です。




さりげなくその器のアクセントに。
私の大切で大好きな器です。



スタッフ 岡田

2017-03-20

そのかたちに隠された能力

直線がきれいに伸びた
ましかくな形。
角皿。
丸皿を並べるよりも
食卓に無駄なスペースを作らず、
すっきりとしたコーディネートができるかたち。
主菜に、銘々皿に、
ケーキ皿、サラダにフルーツに。
余白の美を活かして
どうぞ盛り付けてみてください。
きっと、
びっくりするほど
活躍する頻度が高いです。
そして、いつもの食卓に
そっと品格をも添えてくれます。
こちらはアンニュイなグレーの釉に、
繊細に入り込んだ貫入。
白よりもグッと大人っぽく。

端に表れているのは
花子さんの指の跡。

両端に手を添え、
釉薬に浸けたときにできるものが
そのまま表情に。

花子さんにかかれば
こんな作陶の跡もアートに変わる。

あぁ、花子さんの柔軟な発想力には
いつも感心しっぱなし。

花子さんの発想力は
無限大なんじゃないかしら。

そういつも感じさせられます。

作陶を愉しむことを忘れず、
自分らしさを惜しげもなく盛り込む。


自分らしさ = 個性


一歩間違うと
その個性は独りよがりになり、
使い手には押し付けがましいこともある。

でも花子さんの器にはそれがない。
押し付けがましさなんてこれっぽっちも感じない。

それは作陶というものに
いつも素直に向き合い、
基本に忠実な器づくりを守られているからだと
思います。

基礎がしっかりしていると
絶対にブレない。

これは器づくりに限らずに
言えることですね。

今回は様々なバリエーションのなかから
お選びいただける貴重な機会です。

花子さんの柔軟な発想力から生まれた
monohanakoの角皿たち。

一味も二味もちがいますよ。



スタッフ 和田

my daska

4年前に購入したdaskaのジーンズ。

今では色も良い感じに落ち、くったりと柔らかくなりました。

最初はハリがありますがリネンが入っているデニム生地なので、経年でこの風合いになります。


時と共に変化し自分色に染まっていく。
器もそうですが、本当に良いものは半永久的に変化し続けながら自分の側にいてくれます。
ますます愛着が湧くものに…

これからも大切に大切に同じ時を過ごしたいと思います。


スタッフ 岡田

2017-03-19

時を経たような

安福さんの施す錆は本当に美しい。
まるで何百年も時を経たような、静かで味わいのある佇まい。

ご本人も古いものが大好きなのだそう。
何度も試して研究を重ねてこの風合いに辿り着いたのです。

使い込めばさらに味わいが増し、自分との時の経過を器に刻み込むことができるはず。

ほっと一息、心も静かに穏やかになれます。

この風合い、ぜひ目で見て手に取って感じて欲しいです。


スタッフ 岡田

2017-03-18

中里花子 / 目に留まるは、美しき緑釉

 スっ、スっ、と。


ダイナミック かつ
リズミカルに刷毛が走る。

躊躇いなく、
迷いなく、
ただイメージどおりの動線を器に描いてゆく。


きっと、
瞬時に生まれる刷毛目模様。

 一定のリズムに乗り、
ただただ心とからだが赴くままに。
花子さんは素直に手を任せる。

花子さんの器づくりを
めいっぱい感じるのことのできる作品だと思います。


ちょっとしたお茶菓子をのせても
表情がこれほどまでに豊か。


今回の展では、
緑釉のもののみ素地を黒土にしています。

だからこその
濃淡のコントラスト、
光によって見え方が変わる刷毛目の表情。


もう、なんて美しいの!


良き器であり、
食材や料理の良き背景でもあり。



初日より、
とても好評いただいております。
やはり目に留まる器 なんだな。
選ばれるお客様を見ていても
このことを実感します。
お日様明るく心地よい土曜日。
今日みたいな日は、
より一層この美しきコントラストを
お楽しみいただけると思います。
どうぞ、おでかけくださいね。

スタッフ 和田

2017-03-17

佇まい静かな


錆丸平皿


佇まい静かな
安福さんの錆釉の器

黒と錆、
ふたつが融合し複雑な深みのある表情を見せている




安福さんの器に
盛り付けると、どこか絵画的な陰影をもつ
洗練された景色が生まれる


料理が盛られたときのイメージが
しっかりと頭の中に描かれながら
作陶の手が動いていることを
感じずにはいられない


デザインだけではなく
もちろん、手取りのよさも

軽くて丈夫、
重ねやすく収納しやすく

使い手への思いやりが伝わります



錆長方鉢には
ドライの実ものを

朽ちた雰囲気がよく似合う





小さなモチーフを集めたような
豆皿、小皿たち

かたち、色、質感…
いろいろ並べて楽しみたくなる






八角皿に淡いグリーン
そら豆のベットみたいに

八角皿は
サイズ、色、いろいろとお選びいただけます




耐熱器だけではなく
幅広い表現、様々な仕事


安福さんの静かで美しい世界を
どうぞ多くの方々にご覧いただけますように




スタッフ 西川