2014-12-17

長年愛される、漆のうつわ

上: 赤木明登 「姫重」
下:蜂谷隆之 「あさがお鉢」


古来より人々の日常の器として
重宝されてきた漆器。

漆の持つ塗りの肌の柔らかさは
日本古来の優しさ、温かみを感じ、軽く、
末永く使える丈夫さが自慢です。

陶磁器などの土物と比べ、
木と漆てつくられる漆器は口当たり優しく、
寒い今の季節などは
口を添えたときのひやっ、とした感触がなく
とても心地よい。

ご飯を入れて食べると、
お米の粒が椀にくっつくことなく
とても食べやすかったり。

木と漆の保温性、気密性は高く、
汁ものやお粥などを入れると
温かいまま食べられる。

小さいお子様やご高齢方の器としては
とても嬉しかったりしますよね。

そして、
よっぽどのことがない限り、
割れたり欠けたりしない。

毎日使うことによって、
経年を経て、
漆が擦れたりすることもありますが
赤木さんも蜂谷さんも
塗り直し というフォローをされています。

お買い上げいただいたあとでも
何年たっていても
お直しを受付てくださっているので
とても安心です。

普通に使っていれば

半永久的な器

だと言える気がします。

赤木さんの漆器。
蜂谷さんの漆器。

どちらも個性を魅せながら
とてもセンスフルなデザイン、そして用途。

今の私たちの食卓に似合う、
現代的な漆器だと思います。



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2014年12月15日(月)−27日(土)
1o:oo~19:oo 会期中無休

柏本店 『赤木明登・漆展』
北千住店『蜂谷隆之漆展』




スタッフ 和田