2015-06-03

自然への感謝


私たちはいろんな布を身に纏う。今では機械で作られらものがほとんどで、それは当然のこと。私が着ているものもほとんどがそうだ。
でもたまに、手紡ぎ、手織り、草木染など、自然と人間の共同作業に心が動く。美しいと感動する。
それはやっぱりいつでも自然を求めているし、昔の人の生活にあった当たり前のことが今の私たちにも根付いているからだろう。


真木さんはインドの他にも、沖縄の八重山諸島でも糸作りを行っています。
それは、芭蕉や苧麻など、昔々から島の人たちが育て紡いでいた糸です。それをインドのタッサーシルクやほかの色々な糸と組み合わせて織るのです。

八重山には織りが暮らしのなかに残っているそう。
自分や家族が着るものを、自分で素材を作って織る。今でもそういうことが生活の一部になっているそうです。

昔のひとの知恵、そして根底にある自然への感謝。

私がこの店で働き、いろんな展示会に携わるたびに行き着くところです。

今と昔はつながっていて、自然と人間は共存している。

忘れかけていた自然の恩恵に毎度気づかされるのです。


今回もまた真木テキスタイルという素晴らしい出会いにより、たくさんのことを考えるきっかけをもらいました。


あたりまえのことに感謝します。


スタッフ 岡田