2015-12-16

100年前の木


ぴかぴかの漆のうつわ。

この汁椀はもちろん現代のもの。
現代の赤木明登さんが塗ったぬりもの。

そして、赤木さんが塗った漆の下には木地があります。

その木地の材料が100年前の木だなんて信じられますか?


この汁椀の木地を作っている木地師さんは輪島で最高齢77歳の方だそうです。
そしてその木地師さんのおじいさまの代、明治時代の木をいまだ材料に使っているそうです。


明治時代、つまり100年以上前の木です。


100年前の景色の中にいて100年前の風を受けている木に、赤木さんがまた命を吹き込んで、この今の世界に蘇る。とってもロマンチックで夢があるなぁ。


そんな素敵な話。
歴史の深い漆の世界だからこその話。

もっともっと漆の世界を知りたくなりました。


北千住店
『漆・赤木明登展』
2015年12月5日(土)~27日(土)
10:00~19:00 会期中無休


スタッフ 岡田