2017-03-18

中里花子 / 目に留まるは、美しき緑釉

 スっ、スっ、と。


ダイナミック かつ
リズミカルに刷毛が走る。

躊躇いなく、
迷いなく、
ただイメージどおりの動線を器に描いてゆく。


きっと、
瞬時に生まれる刷毛目模様。

 一定のリズムに乗り、
ただただ心とからだが赴くままに。
花子さんは素直に手を任せる。

花子さんの器づくりを
めいっぱい感じるのことのできる作品だと思います。


ちょっとしたお茶菓子をのせても
表情がこれほどまでに豊か。


今回の展では、
緑釉のもののみ素地を黒土にしています。

だからこその
濃淡のコントラスト、
光によって見え方が変わる刷毛目の表情。


もう、なんて美しいの!


良き器であり、
食材や料理の良き背景でもあり。



初日より、
とても好評いただいております。
やはり目に留まる器 なんだな。
選ばれるお客様を見ていても
このことを実感します。
お日様明るく心地よい土曜日。
今日みたいな日は、
より一層この美しきコントラストを
お楽しみいただけると思います。
どうぞ、おでかけくださいね。

スタッフ 和田